郡山市民の憩いの場「開成山公園」がリニューアル！「Park-PFI制度」で魅力いっぱいの空間に！防災拠点も視野に

Chu! PRESS

2024.04.05

#開成山公園

#Park-PFI制度

9か月間の大規模改修を終えて4月1日にリニューアルオープンした、郡山市の開成山公園。これまで砂利だったところにも芝生が整備され、子どもたちがおもいっきり遊びやすい空間に生まれ変わった。

ベビーカーにも車イスにもうれしい！

最も大きな変化は、その芝生広場のそばにグルメやショッピングなどが楽しめる場ができたこと。手前にあるのは、福島や宮城に6店舗を構えるカフェ「FLATWHITE COFFEE FACTORY（フラットホワイトコーヒーファクトリー）」だ。開放的な店内は、和モダンで温かみがある。

外観もオシャレな店舗が並ぶ

柔らかい泡がたっぷりのコーヒー「フラットホワイト」もぜひ味わいたいが、目を引くのが開成山店限定のメニュー「SARARA（サララ）特製ランチプレート」。姉妹店である三春町のレストランで作ったデリ10種からお好みのものを選び、パスタやピラフと一緒に盛り付けてもらえる。

これをお目当てに訪れたくなるほど、彩り豊か！

そして、平日は午前8時から、土日祝は午前7時半から、モーニングとして「東北マフィンセット」も楽しめる。10種類のマフィンから好きなものを選び、コーヒーや紅茶、ジュースなど好みのドリンクと合わせていただくと…あっという間に優雅な朝に。暖かくなる季節には、コーヒーの果皮を乾燥させて甘いシロップにした「カスカラチェリー」もおすすめだ。

大橋アナは、中からトロッとチョコレートが出てくるマフィンをセレクト

店内はもちろん、とっておきのレイクビューを眺めながらテラス席でいただくと、ゆったりとした特別な時間を過ごせるはず！テイクアウトできるメニューも多いため、公園内の好きな場所で思い思いに楽しむこともできる。

水辺を吹き渡る風が気持ちいい〜！

カフェの隣には、美容室「cyaco g（チャコジー）」や、外構と庭の専門店「SPROUT（スプラウト）」が並ぶ。公園をお散歩コースにしている愛犬家たちに向けたペット用品やガーデニング用品のほか、庭に設置できる「バレルサウナ」の展示も。散歩のついでに寄って、気軽に見たり体験したりできるのも魅力だ。

中に入って、雰囲気を体験することもできる

公園の中に、こうしたグルメやショッピングが楽しめる店舗がオープンしたワケは、郡山市が導入した「Park-PFI（パークピーエフアイ）」という制度にある。これまで各自治体が整備・運営してきた公園を、民間の資金と技術力を活用して運営していこうという取り組みだ。

この制度により、自治体は財政負担を軽減することができ、民間事業者は公園を一体的に整備して質や集客力を向上できる。私たち利用者は公園内での楽しみ方が増えるという、3者にメリットが期待できる。導入する公園は各地で広がっていて、須賀川市の翠ヶ丘公園や東京都新宿区の明治公園なども新たな賑わいを生み出している。

憩いのスペースにも避難場所にも

駐車場はこれまでの倍近い137台分が整備されたほか、団体客も迎え入れられるように大型バスの駐車スペースも確保。
さらに、防災拠点として活用することを視野にした設備も。駐車場の横に設けられた大屋根は、日差しが強い時や急な悪天候の際の逃げ場になるほか、災害時の一時的な避難場所にも活用できる。平常時は、ステージを立ててイベントを行うことも可能だ。

迅速にトイレ機能を確保できる

災害でトイレが使えない時に仮設トイレが設置できるよう、専用のマンホールも10基備えられた。また、ベンチを組み替えれば火を起こして暖をとれる「かまどベンチ」も9基用意。「いざという時に、ここで対応できるように」と防災機能を向上させている。

「暗くなっても公園内を安心して歩けるように」と、街灯を60基増やすなど防犯面も強化した。

平常時はベンチとして使用

公園ができてから約50年…リニューアルして楽しみが増えた開成山公園。4月1日からは紹介した3店舗が営業を始めたが、7月には飲食店など6店舗がオープンする。バーベキュー施設や水上アクティビティなどのサービスも整えられていく予定とあって、憩いの場としても防災拠点としても期待が高まっている。

Chu!PRESS編集部

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